中国語のセイチョウ……

みなさん、こんにちは!你好! 中国語勉強中のげんです!

 

今日から少しずつ中国語を勉強する上で役立つような知識を紹介していきたいと思います!大学で中国語を勉強している方、中国語を始めたばかりの方、必見です!!

 

さて、今日のテーマは……

 

声調!!

 

です。中国語を勉強する上で誰もがぶつかる壁、ただできるようになれば中国語を話すのが飛躍的に楽しくなる、それが声調です。

 

 

そもそも声調ってナニ?

 声調(せいちょう)、またはトーン(英語 Tone)とは、言語において意味の区別に用いる音の高低のパターンである。声調を用いる言語を声調言語(トーン言語)という。

(出典:Wikipedia「声調」)

 うーん、wikiを読んでも少しわかりにくいですね。まあ、簡単に言ってしまえば、声調というのは中国語などの言語を話す際に意味を区別する上で重要になってくるトーンです。

ん?さらにわかりにくくなったって??

ごめんなさい笑 とにかく中国語には声調ってものがあって、声調が変わると単語の意味も変わってきてしまうから注意して発音しろよ、ってことです。

 

媽媽罵馬嗎?

妈妈骂马吗

Māma mà mǎ ma?

 

中国語を勉強していらっしゃる方なら、この「まーまーまーまーま?」というのを聞いたことがあるでしょう。この文は、中国語の声調を紹介するときによく使われる文で、「お母さんは馬を叱りましたか?」という意味です。アルファベットの上についているこの記号が声調記号というやつです。同じmaでも声調が違えばまったく違う意味になって、通じなくなってしまいますね。中国語には声(しせい)といって声調が4つあります(軽声も含めると5つになります)。たった4つ!ととるか、4つもある!ととるかはあなた次第……(ベトナム語には6つ、台湾語には事実上7つ、広東語にいたっては9つの声調があります!!少しは気が軽くなりました??笑

'Pinyin Tone Chart-zh-hans.svg' by Wereonこんな感じで、上がったり下がったりする4種類のトーンです。

 

学校で中国語を勉強している方は先生から声調は大切だからちゃんとできるようになれ、と言われていることでしょう。ただ、言うは易し行うは難し。実際に声調をマスターするのはそんなに簡単なことではありません。ある程度の慣れが必要です。でも、安心してください。ちょっとしたコツをつかんでしばらく練習すれば必ずできるようになります。大切なことは、とにかく口を動かすこと。たくさん練習しましょう!

 

 

じゃあ、コツってなに?

では、ここからは、実際に声調を練習する際にコツとなる点をお教えいたしましょう!

今日お教えするコツは以下のとおり

  1. モノマネ上手になれ!
  2. 声調練習には指を使え!
  3. お風呂場は最高の練習場所だ!
  4. 文を使って練習しろ!

 

まず、1点目から。モノマネ上手になれ!これ冗談で言ってるわけじゃないんです。ネイティブの真似をするって、声調の練習だけじゃなくて、言語を学ぶ上ですごく有益なことだと思うんです。赤ちゃんは周りの大人のことばを聞いて、それを真似して言語を学ぶわけです。僕は、モノマネは語学の母とさえ思っています。

少し話がそれますが、みなさんは、かの昭和の歌姫 美空ひばりさんが歌う英語の曲を聴いたことがあるでしょうか?

youtu.be

聴いたことがない、という方はリンク先の曲を聴いてみてください。きれいな英語の発音ですよね。ネイティブ並みなのかはわかりませんが、少なくともいわゆる日本人発音の英語ではないですよね。でも、実は美空さん、英語がまったくできなかったそうなんです!!

そして、実は、英語はおろか楽譜も読めなかったんだそうです!!

びっくりですよね。英語もできず、楽譜も読めず、それでもあれだけ上手な発音で英語の歌を歌うことができる。それはなぜか。耳がよかったんですね。聴き取り能力が人一倍強かった。

語学をやる上で、注意深く聞くことってとても大事なことなんです。もちろん、私たちには美空さんのような天性の聴力があるわけではないですが、それでも注意深く聴くことは中国語力を引き上げる上ですごく大きな助けになると思うんです。そしてそれを口に出して真似をしてみる。このインプットとアウトプットの繰り返しです。これがもっともシンプルかつ重要な練習方法です。たくさん聴いてたくさん口から出す。しばらく続けてみましょう!必ず効果があるはずです!ただ、三日坊主にはご注意を!!

 

さて、2点目。声調練習には指を使え!

これは、実は別にたいしたことじゃないんですが……、発音するときに声調に合わせて指も動かそう、ということです。一声なら人差し指で空中を左から右へなぞってみる。二声なら左下から右上へ、三声ならば空中に谷を描き、四声は左上から右下へ。たったこれだけのことなんですが、自分が発するべきトーンを可視化できるという点ではすごく大きなことだと思います。教科書やCDに合わせて指を動かし、さらにそれに合わせて発音してみる。耳、口に加えて手も動員することでより効果的に声調の練習ができるようになると思います。声調が上手くできるようになるまでは、恥ずかしがらずしばらく指をつけて発音してみることをおすすめします!僕もしばらくは、中国人や台湾人の友達と中国語を話すときにこっそりと指を動かしていました笑

 

3点目はお風呂場は最高の練習場所だ!です。

ほら、お風呂はいってる時って暇じゃないですか。笑

僕、勉強大好きなんでずっと勉強してたいんですよね。でもお風呂場に教科書は持っていけないので、いつも発音の練習をするんです。例の「まーまーまーまーま」でもいいし、なにか短文を覚えたならそれでもいいので、頭洗ってる時とか、お風呂に浸かってる時とかに発音してみるんですよ。お風呂場全体に自分の声が響き渡ってなんだか恥ずかしいかもしれませんがそんなこと気にせず、続けましょう笑笑

逆に声が響くからこそ、「あれ、この発音変かな?」なんて思うこともあります。そんな時はお風呂から上がってからすぐにCDなどを聴き直してみましょう! 電子辞書の発音機能もなかなか有能ですよ!単語単位でなら不安な発音を確認できます。アウトプットするさいはこういったチェックも忘れずに!

「あれ、おかしいかな?」と気づくためにはなんとなく中国語の感覚をつかむことが必要になってきます。そのために大切なのはたくさん音を耳に入れること。1点目の聴く部分ですね。疎かにしないようにしましょう。

 

4点目は、文を使って練習しろ!です。

声調の練習をするときに単語だけを使って練習する方がたまにいらっしゃるんです。別にまったく効果がないというわけではないのですが、僕は文単位で発音の練習をすることをオススメします!

というのは、文を使って練習した方がより自然な発音の習得につながるからです。みなさん日本語を話す時は単語ごとにぶつ切りにして話したりはしませんよね? まとまったいくつかの単語がつなかったカタマリもしくは文単位で息継ぎをすると思います。この一息の間に、ある程度の長さのカタマリを発音し終わる、これこそが自然な発音です。これを目指して、最初から単語ではなく文単位で発音の練習をしましょう。もちろん、難しい発音の単語が文の中にあったらそれだけ取り出して発音の練習をしてもいいんです。単語だけで練習してはいけないってことではないです。ただ、文単位での練習をメインにしましょう、ということです。そのあたりは柔軟に対応していきましょう!

 

さて、以上が僕が中国語を勉強する上で大切にしてきたポイントです。

よく聴き、よく発音し、指で声調を再現し、お風呂に入っている時も練習!練習は基本的に文単位!

みなさんも試してみてください!しばらく続けると声調に対しての恐怖心はなくなると思います! 続ければ着実に身につくはずですから、焦らずにコツコツと!

頑張ってくださいね! 加油加油~!