NHK WORLD でリスニング:中級中国語#2

 

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  • NHK WORLDでリスニングの勉強
    • NHK WORLD とは?
    • NHK WORLD の音声を聞く方法
    • NHK WORLD を使う上での注意点
      • Podcast を利用する
      • 画面録画(スクショ動画)を撮る
  • 実際にNHK WORLDでリスニングの勉強をやってみよう
  • まとめテスト
  • まとめテスト解答

 

NHK WORLDでリスニングの勉強

前回、漢字に頼らない勉強法ということで、

ピンインを使いまくるリスニングの勉強法

を紹介しました。

gengengo.hatenablog.com

 

今回は、その実践バージョンということで、オススメのサイトを紹介しつつ、一緒にピンインの文章を読んで、音の塊から意味を理解する練習をしてみようと思います!

 

NHK WORLD とは?

リスニングの勉強のみならず、語学の勉強全般で非常に役立つのでオススメしたいのが、NHK WORLD です。その名の通り、NHKのコンテンツなのですが、これがめちゃくちゃ優れものです!

 

まず、選択できる言語がめちゃくちゃ多いです

その数なんと、17言語!!

英語中国語はもちろんのこと、韓国語、インドネシア語アラビア語ベンガル語ビルマ語、フランス語、ヒンディー語ペルシャ語ポルトガル語、ロシア語、スペイン語スワヒリ語タイ語ウルドゥー語ベトナム語のバージョンがあります!

 

ドイツ語がないのは意外ですが、これだけの言語に対応しているサイトはほかになかなか無いと思います。

 

www3.nhk.or.jp

 

↑ここからアクセスして学びたい言語に設定を変更してみてください。今回は中国語の勉強法ということで、中国語版のリンクを貼ってあります。

 

色々な番組が放送されていますが、語学の勉強に役立つのはなんといってもニュース番組です。政治・経済から環境や科学技術まで幅広いテーマの音声を聞くことができます。また、ニュース番組の音声は、語学のCDとは違い、話すスピードが速いので、負荷をかけて勉強でき、中級のリスニングの練習には最適でしょう

 

さらに大切なのは、ニュース番組であれば、その音声のスクリプトも公開されていることです。ニュース番組で読まれたものとほぼ同じ文章がNHK WORLDのニュースのページに公開されています。

音声を聞き、スクリプトで意味を確認し、また音声を聞く。毎日新しい内容を聞ける。

 

こんなに素晴らしいコンテンツをタダで使えるなんてすごいと思います!!

 

 

NHK WORLD の音声を聞く方法

NHK WORLDの番組は以外のアプリをダウンロードすることで聞けるようになります。ホームページからも聞けますが、スマホの場合やはりアプリの方が便利でしょう。

以下にリンクを貼っておきますね。

 

www3.nhk.or.jp

 

NHK WORLD を使う上での注意点

こんな感じですごく便利なNHK WORLDなのですが、注意しなければならないこともあります。

それは……

 

過去の放送をアプリで聞けないこと!!

 

その番組が更新されるまでは前回の分が聞けるのですが、番組が放送されると前回の分は削除されてしまいます……。たとえば毎週日曜日に放送の番組であれば、次の日曜日にはその音声が聞けなくなってしまいます。😭😭😭

毎日更新のものであれば次の日にはアプリで聞けなくなってしまいます。

調べてみましたがYouTubeにも音声は上がっていないようです……。

 

そこで僕が対策としてやっていることは、以下の2つです。

 

Podcast を利用する

NHK WORLDのニュースはPodcast にもアップされています。そこで毎日番組をダウンロードして、次の日以降も聞けるようにしています。

ダウンロードしないと、過去の番組データは消えていきます。ほかのPodcast番組ではこのようなことはないのですが、どうやらNHK側がわざと消しているようです。

ですので、何度も聞いて練習したいとなればPodcastから番組をダウンロードしなければなりません

 

画面録画(スクショ動画)を撮る

Podcastでダウンロードすれば何度も音声を聞けますが、毎度番組をダウンロードするのも面倒ですし、それに、聞きたい部分以外のデータは必要ない!とも思ってしまいます。

 

そこで有効なのが画面録画(スクショ動画)です。

 

必要な部分だけ画面録画をすれば、勉強する際にその音声を効率的に利用することができます。

 

また動画にするもう一つの利点は、スクリプトとこの動画をLINEのノートに 一緒に貼ってシェアできることです。こうすることで友達と一緒に勉強したり、見直しがしやすくなったりします。語学学習におけるLINEの活用法についてはまた別でまとめたいと思います!

 

ちなみに、スクリプト=文字のニュースは遡って読むことができます。タイトルをグーグルなどで検索すればいつでも読むことができます!

 

 

実際にNHK WORLDでリスニングの勉強をやってみよう

今回は、国連の温暖化対策サミットでスピーチしたグレタさんについてのニュースを教材にリスニングの練習をしてみたいと思います。

(音声を近日中にアップします)

 

原文はこれです。

出典:

www3.nhk.or.jp

 

では、早速始めていきましょう!

今回は本文を3つのパートに分けて練習します。まずはパート1から!

 

パート1

まず、ピンインだけの文章を読んで自分のわからない単語=聞き取れない音の塊がどれなのかはっきりさせましょう。

 ピンイン

Zài liánhéguó qìhòu xíngdòng fēnghuì shàng, shíliù suì de Ruìdiǎn qīngshàonián qìhòu huódòngjiā Gélěitǎ-Sāngbógé zài gèguó dàibiǎo miànqián fābiǎo yǎnjiǎng, qiángliè yāoqiú jǐnzǎo yìngduì quánqiú qìhòu biànnuǎn wèntí.

Shíliù suì de Gélěitǎ-Sāngbógé zhìlìyú jiějué quánqiú qìhòu biànnuǎn wèntí. Zài tāde yǐngxiǎng xià, niánqīngrén fāqǐ de huánbǎo yùndòng zài shìjiè fànwéinèi búduàn zhuàngdà. Rìqián, Gélěitǎ shòu yāo zài liánhéguó qìhòu xíngdòng fēnghuì shàng fābiǎo le yǎnjiǎng.

 

わからない単語の発音を意識しながら漢字の文章を読んでみましょう。

 漢字

联合国气候行动峰会上,16岁的瑞典青少年气候活动家格蕾塔-桑伯格在各国代表面前发表演讲,强烈要求尽早应对全球气候变暖问题。

16岁的格蕾塔-桑伯格致力于解决全球气候变暖问题。在她的影响下,年轻人发起的环保运动在世界范围内不断壮大。日前,格蕾塔受邀在联合国气候行动峰会上发表了演讲。

ピンインの文章を読んだときに読み取った情報と内容は合致していたでしょうか?

漢字を読んで意味がよくわかるようになったのであれば、まだ「ピンイン=音→意味」の変換がうまくできていないということになります。

今度はそれぞれの漢字がどういう発音なのか意識しながら、漢字だけの文章を音読してみましょう

 

 

以下は音から意味を想像するのが難しかったり、難易度が高かったりする語彙です。固有名詞も載せてあります。発音を意識しつつ意味を覚えましょう

 

liánhéguó 联合国:国際連合

qìhòu xíngdòng fēnghuì 气候行动峰会:温暖化対策サミット

Gélěitǎ-Sāngbógé 格蕾塔-桑伯格:グレタ・トゥーンベリ

zhìlìyú 致力于:~に力を注ぐ

qìhòu biànnuǎn wèntí 气候变暖问题:温暖化問題

zhuàngdà 壮大:強大になる、発展する

rìqián 日前:このほど、近頃

 

語彙を見終わったら再びピンインの文章を読んでみましょう音読もしてみましょう。音だけからかなり意味を読み取れるようになったはずです。二、三回音読したら次のパートへ進みましょう。

 

以下、パート1と同じ流れでやってみましょう。

パート2

 ピンイン

Wèi chíxù zhìlìyú qìhòu huódòng, Gélěitǎ yǐjīng xiūxué. Fēnghuì shàng, tā yǎnhànrèlèi jīdòng de shuō: Rénlèi yǐjīng kāishǐ mièjué, ér nǐmen mǎnzuǐ shuō de búshì jīnqián, jiùshì jīngjì yǒngyuǎn chíxù zēngzhǎng de shénhuà, zhēnshì guānmiǎntánghuángkuākuāqítán.

Gélěitǎ jìnxíng yánlì pīpíng hòu, yāoqiú gèguó dàibiǎo jǐnzǎo cǎiqǔ yìngduì cuòshī. Tā shuō: Nǐmen shēn shàng jùjiāo le suǒyǒu wèilái shìdài de mùguāng. Rúguǒ nǐmen de zuòfǎ lìng rén shīwàng, wǒmen juéduì búhuì yuánliàng.

 

 漢字

为持续致力于气候活动,格蕾塔已经休学。峰会上,她眼含热泪激动地说:“人类已经开始灭绝,而你们满嘴说的不是金钱,就是经济永远持续增长的神话,真是冠冕堂皇、夸夸其谈。”

格蕾塔进行严厉批评后,要求各国代表尽早采取应对措施。她说:“你们身上聚焦了所有未来世代的目光。如果你们的做法令人失望,我们绝对不会原谅。”

yǎnhánrèlèi 眼含热泪:目に熱い涙を浮かべて

mǎnzuǐ 满嘴:言うこと全て

guānmiǎntánghuáng 冠冕堂皇 :表向きは立派である

kuākuāqítán 夸夸其谈:大げさにまくし立てる

jǐnzǎo 尽早:一刻も早く

jùjiāo 聚焦:焦点を合わせる、注目する

 

 

パート3

 ピンイン

Běncì qìhòu xíngdòng fēnghuì zài liánhéguó zǒngbù jǔxíng. Huìshàng, qīshíqī ge guójiā chéngnuò jiāng zài èr líng wǔ líng nián shíxiàn wēnshìqìtǐ shíjì língpáifàng de mùbiāo děng.

Liánhéguó mìshūzhǎng Gǔtèlèisī biǎoshì: Qìjīnwéizhǐ, zàiyú qìhòubiànhuàwēijī de dòuzhēng zhōng, wǒmen yīzhí chǔyú xiàfēng. Dàn xiànzài, quánqiú yǐjīng juéxǐng, shíjī yě rìqū chéngshú.

Lìngyī fāngmiàn, MěiguóZhōngguóYìndù děng wēnshìqìtǐ zhǔyào páifàngguó bìng wèi chéngnuò shíxiàn shíjì língpáifàng de mùbiāo. Cǐwài, bāokuò Rìběn zàinèi, méiyǒu zài fēnghuì shàng fābiǎo jùtǐ jiǎnpái cuòshī de guójiā yě bú zài shǎoshù.

 

 漢字

本次气候行动峰会在联合国总部举行。会上,77个国家承诺将在2050实现温室气体实际零排放的目标等。

联合国秘书长古特雷斯表示:“迄今为止,在与气候变化危机的斗争中,我们一直处于下风。但现在,全球已经觉醒,时机也日趋成熟。”

另一方面,美国、中国、印度等温室气体主要排放国并未承诺实现实际零排放的目标。此外,包括日本在内,没有在峰会上发表具体减排措施的国家也不在少数。

wēnshìqìtǐ 温室气体:温室効果ガス

ngpáifàng 零排放:ゼロ・エミッション

Gǔtèlèisī 古特雷斯:アントニオ・グテーレス国連事務総長

qìjīnwéizhǐ 迄今为止:これまでのところ

chǔyú xiàfēng 处于下风:不利な立場に置かれている

rìqū 日趋:日に日に

jiǎnpái 减排:排出を削減する

 

 さて、これで一通り文章を読み終わりました。

どのパートもなんとなく音から意味がわかるようになったでしょうか?

最後に、全体を通して読んでみましょう。

全文を通して読んでみる

 ピンイン

Zài liánhéguó qìhòu xíngdòng fēnghuì shàng, shíliù suì de Ruìdiǎn qīngshàonián qìhòu huódòngjiā Gélěitǎ-Sāngbógé zài gèguó dàibiǎo miànqián fābiǎo yǎnjiǎng, qiángliè yāoqiú jǐnzǎo yìngduì quánqiú qìhòu biànnuǎn wèntí.

Shíliù suì de Gélěitǎ-Sāngbógé zhìlìyú jiějué quánqiú qìhòu biànnuǎn wèntí. Zài tāde yǐngxiǎng xià, niánqīngrén fāqǐ de huánbǎo yùndòng zài shìjiè fànwéinèi búduàn zhuàngdà. Rìqián, Gélěitǎ shòu yāo zài liánhéguó qìhòu xíngdòng fēnghuì shàng fābiǎo le yǎnjiǎng.

Wèi chíxù zhìlìyú qìhòu huódòng, Gélěitǎ yǐjīng xiūxué. Fēnghuì shàng, tā yǎnhànrèlèi jīdòng de shuō: Rénlèi yǐjīng kāishǐ mièjué, ér nǐmen mǎnzuǐ shuō de búshì jīnqián, jiùshì jīngjì yǒngyuǎn chíxù zēngzhǎng de shénhuà, zhēnshì guānmiǎntánghuángkuākuāqítán.

Gélěitǎ jìnxíng yánlì pīpíng hòu, yāoqiú gèguó dàibiǎo jǐnzǎo cǎiqǔ yìngduì cuòshī. Tā shuō: Nǐmen shēn shàng jùjiāo le suǒyǒu wèilái shìdài de mùguāng. Rúguǒ nǐmen de zuòfǎ lìng rén shīwàng, wǒmen juéduì búhuì yuánliàng.

Běncì qìhòu xíngdòng fēnghuì zài liánhéguó zǒngbù jǔxíng. Huìshàng, qīshíqī ge guójiā chéngnuò jiāng zài èr líng wǔ líng nián shíxiàn wēnshìqìtǐ shíjì língpáifàng de mùbiāo děng.

Liánhéguó mìshūzhǎng Gǔtèlèisī biǎoshì: Qìjīnwéizhǐ, zàiyú qìhòubiànhuàwēijī de dòuzhēng zhōng, wǒmen yīzhí chǔyú xiàfēng. Dàn xiànzài, quánqiú yǐjīng juéxǐng, shíjī yě rìqū chéngshú.

Lìngyī fāngmiàn, MěiguóZhōngguóYìndù děng wēnshìqìtǐ zhǔyào páifàngguó bìng wèi chéngnuò shíxiàn shíjì língpáifàng de mùbiāo. Cǐwài, bāokuò Rìběn zàinèi, méiyǒu zài fēnghuì shàng fābiǎo jùtǐ jiǎnpái cuòshī de guójiā yě bú zài shǎoshù.

 

どうでしたか?

もうほとんど意味がわかるようになったはずだと思います。

一応、漢字の文章ももう一度読んでみましょう。

 

 漢字

联合国气候行动峰会上,16岁的瑞典青少年气候活动家格蕾塔-桑伯格在各国代表面前发表演讲,强烈要求尽早应对全球气候变暖问题。

16岁的格蕾塔-桑伯格致力于解决全球气候变暖问题。在她的影响下,年轻人发起的环保运动在世界范围内不断壮大。日前,格蕾塔受邀在联合国气候行动峰会上发表了演讲。

为持续致力于气候活动,格蕾塔已经休学。峰会上,她眼含热泪激动地说:“人类已经开始灭绝,而你们满嘴说的不是金钱,就是经济永远持续增长的神话,真是冠冕堂皇、夸夸其谈。”

格蕾塔进行严厉批评后,要求各国代表尽早采取应对措施。她说:“你们身上聚焦了所有未来世代的目光。如果你们的做法令人失望,我们绝对不会原谅。”

本次气候行动峰会在联合国总部举行。会上,77个国家承诺将在2050实现温室气体实际零排放的目标等。

联合国秘书长古特雷斯表示:“迄今为止,在与气候变化危机的斗争中,我们一直处于下风。但现在,全球已经觉醒,时机也日趋成熟。”

另一方面,美国、中国、印度等温室气体主要排放国并未承诺实现实际零排放的目标。此外,包括日本在内,没有在峰会上发表具体减排措施的国家也不在少数。

 

目で漢字を追って意味を取りながら、漢字だけを見て発音してみましょう。これで音と意味をつなげて覚えることができると思います。

 

まとめテスト

今日勉強した文章のまとめテストです。ピンインを見て日本語にする問題です。音から意味を考える問題ですね。リスニングとやっていることは同じです。リスニングテストの代わりにやってみてください。何度か上の文章(ピンイン版・漢字版ともに)を音読した後に解いてみるとかなり簡単だと思います。それでも間違えたとすれば、それはあなたが本当に苦手とする単語です。意識して覚えるようにしましょう。

 

Ⅰ が単語編、Ⅱ が短文編です。力試しにやってみてください。下に解答があります。

余裕がある人は回答を見て中国語に直す練習もしてみてください。

 

Ⅰ 以下のピンインを日本語に翻訳せよ

 1 qìjīnwéizhǐ 

 2 rìqū

 3 jiǎnpái 

 4 kuākuāqítán

 5 yǎnhánrèlèi

 6 liánhéguó 

 7 mǎnzuǐ

 8 jùjiāo

 9 chǔyú xiàfēng

10 guānmiǎntánghuáng

 

Ⅱ 以下のピンインを日本語に翻訳せよ 

 1 Wèi chíxù zhìlìyú qìhòu huódòng, Gélěitǎ yǐjīng xiūxué.

 2 Gélěitǎ jìnxíng yánlì pīpíng hòu, yāoqiú gèguó dàibiǎo jǐnzǎo cǎiqǔ yìngduì cuòshī.

 3 Gélěitǎ-Sāngbógé zài gèguó dàibiǎo miànqián fābiǎo yǎnjiǎng, qiángliè yāoqiú jǐnzǎo yìngduì quánqiú qìhòu biànnuǎn wèntí.

 4 Měiguó、Zhōngguó、Yìndù děng wēnshìqìtǐ zhǔyào páifàngguó bìng wèi chéngnuò shíxiàn shíjì língpáifàng de mùbiāo.

 5 Rúguǒ nǐmen de zuòfǎ lìng rén shīwàng, wǒmen juéduì búhuì yuánliàng.

 

問題は以上です。

 

続きを読む

読め!聞け!:中級インドネシア語#0

 

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 中級レベル=停滞の時期

さて、ものすごく久しぶりのインドネシア語に関するブログです。😅

これからは中国語と同じように中級者向けの勉強法をどんどん紹介していきたいと思います(ひと段落したら初級者向けのものも書いていきたいです)。

 

 

インドネシア語を勉強している方ならわかると思いますが、インドネシア語ってものすごくとっつきやすい言語です。中国語みたいに声調がないから発音もそんなに難しくないし、動詞の活用がないので文法もそんなに難しくない。ある程度の文法を勉強すれば文章を読めて、話せるようになります。

 

ただ、勉強を怠るとそのレベルで停滞してしまう。それが中級にさしかかったあたりでよく起こりがちなことです(僕もずっともがいてきました……いや、今ももがいている??笑)。

 

中級で学習すべきこと

 

では、どうしたらいいのか?

 

すごく当たり前のことなのですが、苦手なこと、自分に不足していることを一つ一つ潰していくしかないです。

だいたい、次の3つがそれに該当するのではないでしょうか?

 

 

・語彙力

・リーディング力

・リスニング力

 

 

語彙力について

インドネシア語は少し勉強すれば、ある程度コミュニケーションが取れるようになります。するとつい、「あー、喋れてるからこれでいっか」と思ってしまいがちです。たしかに友達とおしゃべりを楽しむ分にはそれでいいのかもしれませんが、インドネシア語で情報を集めて、もっと濃い内容についてインドネシア人と語ることを考えた場合、もっとレベルの高い語彙を身につけていくことが必要となります。

 

中級以降は語彙力=インドネシア語

と言っても過言ではないでしょう。語彙を知れば知るほど、自分が話したり書いたりする際にもそれを表現しやすくなりますし、もちろん読むスピードはアップします。人の話を聞いてきてよくわからないな、なんてことも少なくなります。

 

英語学習なんかでも言われていると思いますが、結局のところ、

語彙の学習は一番遠回りに見えて一番近道です。

 

そうは言っても「単語覚えるの嫌い!!」と暗記アレルギーを発症しておられる方もいらっしゃるかも知れません。

実は僕は単語を覚えるときに暗記はしていません。なんたって、僕も暗記アレルギーです。笑

次回以降、暗記しない単語の覚え方を紹介していこうと思います。

 

 

リーディング力

語彙は単語帳を買ってそれをコツコツと覚えていってもいいですが、単調な作業になってしまい、途中で投げ出してしまいがちですみなさん英語の学習でもこんな経験ありますよね?)。

 

そこでオススメなのが

リーディングを通して新しい語彙を習得していく方法

です。

自分の興味のある分野の本やネット記事、最新ニュースなどを読んでみましょう!

 

難しそう? 辞書だけ用意すれば大丈夫です。一通り文法を学び終えたみなさんであれば、読む際に文法でつまずくことはあまりないと思います。わからない単語を調べながらどんどん読んでみましょう。

 

特に新聞や雑誌の記事にはたくさんのsingkatan(略語)が出てきます。

PR (pekerjaan rumah) =宿題みたいなやつです。特に組織名や専門用語に多く使われます。そしてこれらは単語帳にはあまり載っていません。辞書やインターネットに頼ることになります。コツコツやるしかありませんが、覚えてしまえばあとは楽です。何かを読むときも書くときも調べる時もsingkatanは役に立ちます。ひとつひとつ覚えていきましょう。

 

初めは時間がかかるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。いくつも文章を読むうちに、また何度も辞書を引くうちに

「あ、あの単語、他の文章でも見たな」

ということが出てくると思います。

何度も目に触れる単語は、無理に暗記しようとしなくても自然に覚えます。

とにかく読むことに専念しましょう。

 

リーディングの練習を通してある程度の長さの文章を読むのに慣れることも大切です。

リーディングの目的はその文章の内容を理解してそこから自分の必要な情報を手に入れることです。文章の大体の意味が理解できるくらいの語彙力がついたら、乱読することも大切です。文章をザザッと読んで大意を理解できるよう練習をしてみましょう。新聞や雑誌の記事を読むために必要となる力です。

 

さて、リーディングはこのように語彙習得にも役立つのですが、リスニングやスピーキングの練習にも役立ちます。

 

gengengo.hatenablog.com

中級中国語#1でも書いたのですが、

リスニング力がリーディング力を超えることはありません。

 

音を聞いて一瞬で理解できるほどの語彙力と文法力が要求されるリスニングは、何度も戻って読んで、止まって考えることのできるリーディングより難しいのは当たり前です。 

逆に考えれば、語彙力と文法力を強化すれば、リーディングのスピードも速くなるはずですし、それに伴ってリスニング力も上がるはずです。

正確に速く読めるようになることとは、それだけの内容が聞けるようになるということです。

 今後リーディングの勉強に活用できる学習法や教材を紹介していきたいと思います!

 

リスニング力

語彙力をつけて、リーディングの練習も頑張って、さあリスニングです。

リスニングの練習は中級の醍醐味

といっても過言ではないでしょう。 

 

リーディング力を身につけることで文章からたくさんの情報を得ることができるようになりますが、リスニング力を身につけるともっと多くの情報に触れられるようになります!!

映画やドラマ、YouTube動画、ポッドキャストなどいろいろなメディアでインドネシア語を楽しむことができます。

勉強だからといってそんなに自分を追い込む必要はありません。いろいろな動画や番組を楽しみながら勉強していきましょう!

語彙とリーディングの勉強を頑張ったらあとは楽しめばいいのです!!

 

今後のブログではオススメのYouTube動画やそれを使った勉強法などを紹介していこうと思います!

 

 

まとめ 

・中級以降は語彙力=インドネシア語

・語彙力UP=学習の近道

・リーディング=語彙習得の機会

・語彙は何度も目にすれば覚えられる

・リーディング力はリスニング力を引き上げる

・リスニングの勉強は楽しんでやろう

 

 

それでは次回から詳しい勉強法を紹介していきます!

それでは! Semangat!!!

漢字に頼らない勉強法:中級中国語#1

 

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前回のブログでは、中級レベルではどのような学習をしていくべきかお話しました。

 

gengengo.hatenablog.com

中級中国語 まずは リスニング力をつけよう!

そこで今回はまず、リスニング力をつけるための勉強法を紹介したいと思います!

 

リスニングって難しいですよね。CDを何度も聞いているのに全然できるようにならない!!

うんうん、わかります。僕もそうでした😂

音をただ聞いているだけではリスニング力は全然つきません。僕たちはもう赤ちゃんではないのでそんな吸収力はありません😭😭

 

ではどうすればリスニング力を身につけられるのか?

 

やっぱり、留学??

留学も一つの手ではあるでしょう。しかしわざわざ留学に行かなくても、リスニング力は自分である程度伸ばすことができます。今回はその方法を紹介していきます(今回紹介する方法はある程度文法の勉強をしてきた人向け=読解は割とできる人向けの方法です。文法が怪しい人はまずそちらから勉強しましょう)!

 

僕は今回紹介する方法でリスニング力をつけてきました(今もやってます)。

 

それは……

ピンインを最大限に活用する勉強法です!!

 

前回の記事にも書きましたが、リスニングの勉強にあたって漢字は邪魔になってしまします。そこで役立つのがピンインです。

 

え、中国語って漢字で書く言語じゃん。ピンインなんてただの発音記号でしょ?

 

そう思う方もいらっしゃるかもしれません。それはすごく真っ当な感覚だと思います。そうです、中国語は漢字で表記する言語ですし、ピンインは漢字の発音を表すための発音記号だといえます。そうなんです、発音記号なんですよ。だからこそリスニングの学習に役立つのです。

 

ピンインで勉強するということ

リスニングは音を聞いて意味を理解する技能ですよね。ここでは漢字を見て意味をとるリーディングの技能は必要ないんですよ。

 

漢字を理解できる日本人にとって漢字で書かれた文章を読んで理解することは非常に容易です。中国語の文法を一通り勉強した人であれば、なんとなくの意味はわかってしまいます。しかし、ピンインだけで書かれた文章を読むとなると、そうも簡単ではありません。かなり読みにくくなるはずです。

 

ピンインで書かれた文章を読むこととは、

音を目で読むということです。

 

リーディング力とリスニング力

英語の長文だって同じです。英語は表音文字であるラテン文字を使って表記しますから、英語の長文を読むということは、英語の音を目で読んでいることになります。長文がすらすらと読めるようになるとリスニング力も上がってきます。

 

リスニング力がリーディング力を超えることはありません。人間は自分が読めるレベル以上のものを聞いて理解することができないのです

 

読むときはわからないところがあっても、前に戻って何度も見直せます。途中で止まって「あれはなんの単語だったかな」と考え込むこともできます。

 

しかし、リスニングをするときにはそんな余裕はありません。音は次から次へと流れていってしまいます。文法・単語をしっかりと頭に入れておかなければある程度の内容を聞き取ることはできません。リーディングをしっかりと鍛えておかなければリスニングはできるようにならないのです。

 

 

ピンインを用いたリスニング学習法

さて、中国語の話に戻ります。

ここまででなぜピンインを使って勉強すべきかお分りいただけたと思います。

 

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漢字→意味ではなく音→意味で理解しよう!

 

リスニングの勉強では漢字を持ち込んで漢字で理解しようとしてはいけないのでしたね。

ピンインを利用して、音から意味を理解できるようになりましょう。

 

では、具体的にどうすべきか?

それは……

 

ピンインで長文を読むべし!!!

 

 

どういうこと???と思われる方もいらっしゃると思うので、実際に見てみましょう。

 

ピンインで書かれた文章を用意する

まずピンインで書かれた文章を用意しましょう。学校で使っている教科書でもいいですし、市販の中国語の教科書でもいいです。自分がこのレベルなら半分くらいは聞き取れるかな、という内容のものを選びましょう(読めるかどうかではなく、聞き取れるかどうか、が基準です)。

ここではネット上で公開されているHSK4級リスニングパートのサンプル問題を例に説明します(サンプル問題にはピンインが付いていなかったので今回は僕が振りました)。

出典:http://hsk.chuken.org/pdf/HSK4.pdf(問69より)


Yǒuxiē rén xǐhuān bùtíngde huàn gōngzuò, tāmen zǒng yǐwéi xīngōngzuò yídìng bǐ xiànzàide hǎo. Shíjìshàng, yībān qíngkuàngxià, wánquán shìyìng yīge xīnde gōngzuò xūyào yīnián shíjiān, yīncǐ, jīngcháng huàn gōngzuò bùyīdìng hǎo, gēnjù zìjǐde tiáojiàn, bǎ yīfèn gōngzuò jiānchí zuòdào zuìhǎo cáishì zhèngquède xuǎnzé.

 

どうでしょうか? ピンインだけで書かれた文章を読んで、内容をつかめたでしょうか? 細かい単語ひとつひとつの意味までわかったでしょうか?

 

これが英語のリーディングのときにやっていることと同じ作業です。漢字で読む時より圧倒的に大きな負荷がかかっていると思います。それは普段私たちが中国語の文章を読むときにいかに漢字に頼りきっているかということの証拠でもあるのです。

 

日本語と同じ文字を使っているとはいえ、中国語はあくまで外国語です。本当に身につけたいと思うのであればこれくらいの負荷は覚悟しなければなりません。

 

でも、この負荷のかかる練習をやりぬくと、リスニング力が着実に身につきます。

 

ピンイン読むのはだるい、面倒くさい、と思うかもしれませんが、少しだけ我慢してやってみてください。ただひたすらに中国語のCDを聞き流すより効率的にリスニング力を身につけることができると思います。

 

さて、ピンインで書かれた文章に2〜3度目を通して、自分がわからなかったところがどこかある程度目星をつけた上で、漢字で書かれた同じ文章を見てみましょう。答え合わせです。

 

 

漢字を見て答え合わせをする 

有些人喜欢不停地换工作,他们总以为新工作一定比现在的好。实际上,一般情况下,完全适应一个新的工作需要一年时间,因此,经常换工作不一定好,根据自己的条件,把一份工作坚持做到最好才是正确的选择。

 

 

どうでしたか? ピンインだけで読んだときに理解した内容と同じだったでしょうか? ピンインを見てうまく漢字に変換できなかった単語は漢字を見て納得できましたか?

 

わからない文法があればこのタイミングで辞書や教科書を使って見直しましょう。

ひと通り意味を理解し終えたら、一度漢字だけを見て音読してみましょう。ピンインはとりあえず見ないようにしましょう。「あれ、これどう読むんだっけな?」「こんな発音だったっけ?」と思う単語があれば印をつけて、あとからピンインを見直しましょう。

 

それは、いまいち音と漢字(≒意味)がうまく結びついていない単語です。

 

 

音読をする

発音があいまいな単語を見直したら、もう一度漢字だけを見て音読しましょう。

 

この音読の部分は絶対に飛ばさないでください!!

 

「音読めんどくさいな」と思うかもしれませんが、これがめちゃくちゃ大切です。ほかの語学学習に関する本やブログなどでもよく言われることですが、マジで本当に音読はめちゃくちゃ大切です。面倒くさいと思っても騙されたと思ってやってみてください。音読ありとなしでは定着スピードもかなり違ってきます

 

漢字の文章を音読することで、目で見て理解した漢字の意味を自分の耳で聞いた音と結びつけることができます。

 

もちろんピンインの文章もたくさん音読していいです!自分で発音しながら「この音はどんな漢字だっけ?」と考えることもその単語の意味と発音の定着に繋がるはずです。

 

 

音声を聞いてみる

さて、漢字の音読が終わったら、実際に音声を聞いてみましょう。おそらくかなり聞き取れるようになっているはずです。一字一句聞き取れるようになるまで何度も聞きましょう。おそらくそんなに時間はかからないはずです。

 


中級中国語#1 漢字に頼らない勉強法

この文章を僕が音読した動画です。非ネイティブなので上手ではないですし、練習にはならないかもしれませんが、ピンイン→漢字→音読を経た学習の効果を実感することくらいはできると思います。一度聞いてみてください。

 

もしどうしてもわからない単語があればそれはあなたが本当に苦手とする単語です。

さて、ここでもう一度ピンインの方も見直しておきましょう。

 

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こんな感じで、わかるものは消して聞き取れないものに印をつけておきましょう。この自分が苦手とする単語を意識しながら音声を聞いてみましょう。線で消してあるすでにわかる単語はそんなに意識しなくても聞き取れると思います。

 

印をつけた単語をそんなに意識しなくても聞き取れるようになるまで何度か聞いてみましょう(安心してください、そんなに時間はかかりません。3-5回も聞けばほとんど聞き取れるようになります)。

 

 

もし自分が使っている教材にCDが無ければ、もう一度ピンインの文章を読みましょう。音読もしてみましょう。そこで再び「あれ?」と思うなら、それがあいまいな単語です。見直しましょう。

 

 

まとめ

・リスニングの勉強は漢字に頼らずピンインに頼れ!

ピンインを見てわからない=聞き取れない単語

・音読は必須!!

・聞き取れない単語を明らかにした上で聞くと効率UP!! 

 

さて、ピンインを使いまくるリスニング学習法、いかがでしたでしょうか?

みなさんは、普段は読めない漢字の発音を記すためにピンインを使っているはずです。今回紹介した学習法はその逆の発想です。

ピンインを見て頭の中で漢字に変換するという方法です。「ピンイン→漢字」は単語テストなどではよく見かけますね。これを文章全体でやってみよう、というのが僕の学習法です。

 

最初は少し大変かもしれませんが、すぐに慣れますよ。そして少し続ければ確実にリスニング力がつきます。むやみやたらにCDを聞き流すのはやめてピンインを利用しまくってみてください!!

それと、音読は絶対やってくださいね!!

 

 

それではみなさん、加油加油〜!!

スランプから脱却!!:中級中国語#0

 

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中級レベルの勉強法 

さて、今日から中国語の勉強法について色々紹介していこうと思います!

初回ということで、なにを書こうかと迷ったのですが、中級レベルの人向けの勉強法を紹介していこうと思います(初級レベルの勉強法ものちのち書いていく予定です)。

※ちなみに、ここでいう中級レベルというのはだいたい大学で1〜2年中国語を勉強してきた人のレベルを指すことにします。HSKでいうと4級5級に挑戦する人向けですね、だいたい。

 

なぜ中級レベルの人向けの説明から始めるのか……?

理由はいくつかあります。

 

1. 初級レベルの勉強法の説明はネット上にたくさんあるから

2. 中級って正直なにをやればいいのかわからないから

3. なにをやればいいのかわからず、伸びないから

 

この3つが主な理由になるのではないでしょうか?

 

初級レベルの勉強法の説明はネット上にたくさんあるから

まず、1つ目。初級レベルの中国語勉強法ってブログもYouTubeも、もう腐るほどあるんですよ😂😂

正直今更げんげんごブログで取り上げても……って感じは若干ありまして。もちろん僕自身の体験から言えることや、自分があのときこれを知っていればもっと近道できたのに……ってことなど、勉強する上でのお役立ち情報はこれからどんどん発信していくつもりです!が、とりあえずそれよりは中級で困っている人を助けたい、という思いの方が強くて、まず中級レベルの勉強法から紹介していきたいと思います。

 

中級ってなにをやればいいかわからない

2つ目。いや、これ本当にそうなんですよ。なにやればいいかわからない。大まかに文法も理解したし、ピンインも読めるし、それなりに発音できる。ある程度の長さの文章も簡単なものなら読めてしまう。なら、なにしよう??? ってなっちゃうんですよね。単語覚える? 成語覚える? リスニング? なにしよう……こう考えているうちに時間がどんどん過ぎていく、これが中級レベルの辛い日々です。笑

 

なにをやればいいのかよくわからなくて、結果的に伸びない

3つ目。これは悲しいですね。笑

いや、やるべきことはわかってるはずなんです。単語、成語は覚えなければいけないし、リスニングもやらなきゃいけない。スピーキングも練習しなければいけないし、ライティングもしなければいけない。「やった方がいい」ことはたくさんあるしわかってる。でもなにをどうやってやればいいのかわからない。結果、伸び悩む。中級はまさにスランプにハマる時期です……。

 

 

中級レベルでやるべきこと

さあ、そこで、まず何から手をつけていきましょうか、という話です。

僕が自分の経験思うに、中級で必要となるのは主に、

・基本文法の見直し
・リスニング力の強化
・語彙の増強

の3つです。

 

この中級レベルのシリーズでは上記3点に関する勉強法を紹介していこうと思います。

具体的な方法はこれから各記事で詳しく書いていくつもりですが、大まかに紹介しますと、次のようになります。

 

基本文法の見直しについて

初級の勉強を終えられた、この記事をお読みのみなさんは、ある程度の文法の勉強をされてきたと思います。中国語の文法は、ヨーロッパ言語のそれと比べてそこまで複雑ではありません。動詞の語尾変化もなければ、名詞の性もありません。

 

語順さえ守っていれば文章はつくれます!

 

ただ、まあ、「語順さえ」とは言ったものの、これが難しいわけで、読むことはできても自分で話したり作文したりする際には、習った文法を上手く使いこなすことができないことがしばしばあります。理解が曖昧な文法もあったりするかと思います。この辺をしっかり見直すような勉強がしたいですね。そのための具体的な勉強法を紹介していきたいと思います!!

 

リスニング力の強化について

日本人の中国語学習者がみんな苦手とするリスニング。英語を勉強したときも苦手だったかもしれませんが、中国語はそれがもっと顕著になります。それはなぜか?

中国語は漢字を使って表記しますよね。日本人も漢字を使います。だから教科書を見てノートを書くような勉強をしているとき、日本人はついつい「自分はある程度中国語ができるぞ」と思ってしまうわけです。漢字ができる日本人にリーディング力・読解力があること自体は間違いではないかもしれません。

 

しかし、それは「中国語ができる」わけではないのです。

 

あくまでリーディングができているだけ。リスニングは圧倒的に弱いのです。テストの時に、リスニングを苦手とする日本人の中国語学習者は、いわば、リーディングは9割くらい取れるけれど、リスニングは酷い結果だ、リーディングで点数を稼いで総合点でなんとか合格点に達した、ということがよくあります。この状況は、TOEICのような英語の試験を例に考えてみるとそのアンバランスさがよくわかると思います。

 

結局、漢字に頼りすぎるとリーディングとリスニングのレベルの差があまりに大きくなってしまうのです。

 

せめて習った文法事項や語彙は耳で聞き取って意味がわかるようにしなければいけません。英語だってそうですよね? government という単語を覚えるとき、「政府」という意味だと覚えるとともに耳で聞いてわかるようにするはずです。そのあと単語の綴りも覚えますよね。でも英語を理解する上では、綴りは後回しでいいはずです。まずその単語を見てわかるようにする。そして聞いてわかるようにする。最後に書けるように綴りを覚える、と。中国語でもやるべきことは同じです。

 

結局、言語の本質は音声です。表記なんてのは人間があとから考え出した人為的なものです。文字がなくても音声があればコミュニケーションはできますし、ちょっと昔までは言語はその音声だけで伝えられてきました。文字ができたのなんて人類の歴史でいえばものすごく最近のことです。本質的には、音声とそれが表す意味がコミュニケーションを可能にするわけです。だからまず、リスニング力を鍛えましょう!

 

今後、漢字に頼らない勉強を紹介していきたいと思います!!

 

語彙の増強について

ある程度文法をマスターし、それなりのリスニング力を身につけたのであれば、あと必要なのは語彙力です。実際には、語彙力の増強は文法やリスニングの勉強と並行して進めていくべきものです。

 

結局、極論を言ってしまえば、単語なんて毎日コツコツやって覚えるしかありません。

 

そこにはどんなトリックも魔法の勉強法もありません。努力あるのみです。しかし、安心してください、コツならあります!げんげんご流の単語の覚え方も紹介していこうと思いますよ!

そしてもうひとつ。みなさん、安心してください。中国語の語彙の勉強は英語よりは断然ラクです。なぜかって、日本語と共通の語彙が多いから。まさに、漢字さまさま、なのですが、やはり聞き取るためにはその音を覚えていかなければなりません。

結局、語彙の勉強もある程度のレベルまで来ると、リスニングの勉強がメインになってきます(もちろん日本語と同じ字でも示すものが違ったり用法が違ったりするのでそこはしっかり押さえなければなりません)。

 

中級でやるべきことってだいたいこんなものだと思います。中級で、というか上級もやるべきことは同じです。初級を終えたらあとはひたすら語彙力をつけて、自分の苦手な技能(リスニングとか発音とか)を地道に磨いていくしかありません。特に初級から中級へ移るには、大変ですが、リスニング力を磨く必要があります。逆に言えば、リスニング力をある程度つけてしまえば、後の勉強はそこまで辛くないですし、かなり楽しんで勉強できるようになるはずです。

 

まとめ

・基本文法を見直そう

・漢字に頼らない

・習った文法のレベルはリスニングできるようにしよう

・中級の語彙を覚えるのは英語より楽

・漢字ではなく音で覚えることを意識!

 

それでは、次回以降詳しく勉強法を紹介していきますね〜〜!

げんげんご復活

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みなさまお久しぶりです。げんです。

 

最後の更新から一年あまり……。

げんさんブログ辞めちゃったの?と思われた方もいたかもしれません(三日坊主)。そうですね、見事に三日坊主的な展開でした😓😓

 

でも、言い訳させてください。いろいろ忙しかったんです。

大学に戻って授業だ課題だであたふたし、後輩たちの留学相談にのったり、新しいバイト始めてさらに忙しくなったり、院試があったり……。

 

そんなこんなでブログほったらかしてたら一年が経ってしまいました。

でもこの一年、語学学習に関して、自分のアイデアや考え方を他人に伝えることが嫌になったわけではありません。むしろ逆で、たくさんの後輩や留学経験者と接したことで、もっともっと自分の語学学習に関する考えを伝えていきたいという思いは強くなりました。

 

一年間ブログを離れ(といってももともと開設して一ヶ月くらいしか更新していない笑)、他のことに忙しくしていたのですが、その間にいろんなアイデアが浮かんできました。

というわけで、また今日からブログ再開したいと思います!!

 

ここ数週間、ブログを再開したいなと思い、どんなことを書こうか考えてきました。

やはりある程度経験を積んだ語学学習者の一人として、新しく外国語を勉強してみたい人の役に立つような情報を提供したいな、と思いました。

そこで、「自分がもしあのときこれを知っていればもっと近道できたのに!!」って情報をまとめていきたいと思います!!

そのほかに、中国語とインドネシア語の文法入門・初級編、中級者向けおすすめ学習法、文系大学生としてこれは押さえておきたいキーワード、などこれまで僕が学んできたことを幅広く紹介していきたいと思います!

 

 

それでは、また応援よろしくお願いします!!(三日坊主になりませんように)

これからのために……。

みなさんこんにちは! げんです!

忙しくて全然更新できていなかったんですが、台湾で大変な事件が起こったので思ったことをまとめておこうと思います。

 

日本の団体が台湾の慰安婦像に乱暴 国民党議員、日台交流協会前で抗議 | 政治 | 中央社フォーカス台湾 MOBILE

 

台南でこういう事件があったんです。

以下、Facebookに投稿した僕の思いです。文体がいつものブログと違って申し訳ないですが、台湾が大好きだと思う人には知ってほしいし読んでおいてほしい内容です。

 

昨日、この件について思ったことを中国語で書いてFacebook投稿したが、ネットでの色々な反応を見てまた思うことがあったし、また日本人にもこの事件についてよく考えてほしいと思ったので少しばかり思ったことを日本語でまとめておきたい。

さて、今回のこの事件、みなさんご存知だろうか? 台南にある慰安婦像を「慰安婦の真実国民運動」の日本人メンバーがひと蹴りした、という事件だ。この事件に関するニュースを見て、私はとても失望した。慰安婦に関する日本の対応にはずっと失望しっぱなしであったが、実際にその像を蹴るという事件の衝撃は大きなものであった。旧大日本帝国戦争犯罪被害者の象徴である慰安婦像を蹴ったのだ。これは実際にその暴力の被害にあった方とその家族の傷ついた心を蹴ったことと同じであるその事件を知って、私は、申し訳なく思うとともにすごくやるせなくなった。本当に心ない人がいるんだな。

 
私は日本生まれ日本育ちの日本人である。両親も、祖父母も曽祖父母もみんな日本人である。中国人でも台湾人でも、韓国人でも在日朝鮮人でもインドネシア人でもフィリピン人でもない。それゆえに、本当の意味で戦争犯罪の被害にあった方々が抱える心の傷の深さを知ることはできない。だから、加害者側の子孫である私がなんと言おうと白々しく思われてしまうかもしれない。それは仕方のないことであると思う。

だが私は、完璧とは言えないが、ある程度中国語とインドネシア語ができる。だからそれらの言葉を使って実際に戦争を体験した外国の方やその子孫から話を聴き、それについて話し合うことができる。先月まで台湾に留学していたのだが、その1年を通して多くの台湾の友達やその家族などと先の戦争中に日本がしてきたことについて話し合うことができた。また、学校のクラスにもアジアの国々の学生が多かったため、そこでも色々と話し合うことができた。

話し合ってどうだったか。

当たり前だが、人によって考え方は違うし表現の強さも違う(強く非難されたこともあった)。だが、どの人にも共通していたのは、あの時代のことを忘れていない、ということ。若い人でも祖父母から実際に話を聞いて、その時のことをよく知っていた。

南京大虐殺がなかったとか、慰安婦はいなかったとか、日本人は本当にそう思っているの?」

仲のいい台南の友達に言われた言葉だ。

 

私はそのとき、はっとした。

ああ、このように思われているんだ、と。

 

その時私は「決してすべての日本人がそういうわけではないよ。そうじゃない人もいる。ただ、今の政府の態度はそういう感じ」と答えた。そう、決してすべての日本人が過去の大きな罪を否定しているわけではない。ただ、わりと多くの日本人は本気で否定しているし、さらに多くの日本人はだいたい無関心である。被害者側と加害者側の意識のズレ、70年以上経っているとはいえ、いや、だからこそ、これは大きな危機である。

 

私は、日本の戦後処理はきちんと行われなかったと考えている。こういうことを言うと「サヨクだ!あいつは共産党(か、社民党か。どうでもいいが)に洗脳されている!反日だ!」などと言われる。この手の人は、自分に都合の悪いことがあると、相手を反日認定して逃げるので話にならない。ずさんな戦後処理については、歴史を学ばなくとも現代においてどういう問題が起こっているのかを見れば明らかである。実際に近隣国へ行ってみればすぐにわかるであろう。被害にあった人やその子孫の心の傷はまだ癒されていない。ふつう戦争で体に怪我をしたら、その傷跡を見てときどき戦争のことを思い出すだろう。心の傷も同じである。目に見えないだけで、傷はいつまでたっても癒されることなく残っているのである。そして、目に見えないからこそ、問題が解決されないままになってしまっているのであるが。傷は今でもたしかに残っている。このことを日本人は知るべきではないか。

 

「私がやったんじゃないんだもん」と理不尽に思うかもしれない。だが、私たち日本人がどう思おうと、被害国の人々からすれば私たちも実際に戦争犯罪に手を染めた人も同じ「日本人」なのである。誰に、というわけでなく、その抽象的な「日本人」に対する怒りや憎しみがおさまることなく今になるまでずっと彼らの心の中で燃え続けているのである。


台湾はよく「親日」であると言われる。私はこの「親日」「反日」という言葉を国や地域、民族に対して使うことが好きではないのであまり使いたくないのだが、ともかく台湾に日本に対して好意的な人が多いのは間違いではない。日本文化が好きだという人や日本語を勉強している人は多くいるし、台北の町も日本系のチェーン店ばかりだ。実際に「日本が好き!」と口にしてくれた友達もたくさんいる。

 


では、これが過去の日本の大きな過ちを許してくれていることを意味するのか?

 


答えは否、まったくそんなことはない。普段どれだけ日本に好意的な友達も、慰安婦がいなかったなどと言うことは決してないし、この間の日本人が慰安婦像を蹴った事件に対して怒りをあらわにしていた。自分の祖母、曽祖母の世代が実際に被害に遭っているから当たり前の反応である。

私は昨日、多くの日本人は「日台友好」を謳いながらも、自分たちにとっては都合の悪い過去の日本の過ちに関しては口を閉ざすか否定するかしている(大意)、と書いた。そして、それは台湾をまったく愛しておらず、都合よく利用しているに過ぎない、と指摘した。すると、台湾の友達がコメントをくれた。「台湾にとても関心を持ってくれているんだね。台湾と日本の間でいさかいが多くならないといいな」とか「ありがとう!大部分の日本人は友好的で平和的だと信じているよ」と言ってくれた。彼らは日ごろから日本が大好きだと言ってくれる人たちである。そんな彼らも都合よく台湾を利用する日本人を快く思うことはない。まったく当たり前のことではあるが。もちろん悪意を持ってというか、自分の利益のためにそのように振る舞う日本人は一部でしかないのだろう。しかし、そうではない日本人であったって、あまりに無神経なことが多いように思う。台湾人の目の前で「慰安婦ってウソだったんでしょう?」と言ったり「台湾は日本が来たから発展できたんだもんね」と言ったり。そういうのを何度も目にしてきた。もちろん悪意を持って言ったのではないことは、私だってよくわかっている。ただ、やはりあまりに配慮に欠けるやりとりではないか。

 

台湾には優しい人が多い。日本語を勉強していて日本人と知り合いたいという人は、日本人にすごく優しくしてくれる。それはそうだ、私だって台湾人と知り合いたいなら優しく接するのは当たり前だし、多少のことには目をつむるだろう。日本人がポロっと無神経なことを言ったとき、彼らはずっと黙っていた。何を考えていたのかはわからない。その日本人のことばを肯定するでも否定するでもなく、ただただスルーした。大人の対応というやつである。せっかく友達になれたのにそんなことで仲を悪くしたくない。そういう気持ちがあったのではないだろうか。

たかが「そんなこと」されど「そんなこと」である。こういった無神経な発言があるたびに、私は日本人と台湾人の間の溝を感じる。その場に居合わせた台湾人がスルーするその一瞬、戦争は本当の意味でまだ終わっていないと感じるのである。撃ち合いがあるわけでも、冷戦のように牽制しあうわけでもない。だが、とこかまだ確執があるような気がしてならないのである。

 

私が考えすぎなのだろうか。

だが私は、加害者側の子孫として、考え過ぎくらいの方がいい気がする。忘れてしまうよりはるかにいい。

忘れることは、とても恐ろしいことだ。知らぬ間に相手を傷つけ、悲しませ、また憎しみを生む。

 

あったことをなかったというのは、もっとひどい。そこには悪意がある。目的ありきの行動である。それが今回の事件を引き起こしたわけである。

多くの人は悪意を持ってこういうことをするようなことはない。だが、忘れてしまう可能性は大いにありえる。だからいま一度、自分の目で見て、耳で聞き、頭で考えることを重視すべきではないか。

 

台湾の景色は綺麗だ。食べ物も美味しい。優しい人も多い。中国語も台湾語も聴いていてとても心地がいい。「台湾大好き」と言いたくなる気持ちもわかる。ならば、その大好きな台湾に対して過去に日本がどういうことをしてきたのか、自分たちは知っておくべきではないか。調べていくと、つらくなるかもしれない。恥ずかしく思うかもしれない。申し訳なく思うかもしれない。信じたくないくらいにひどい事件について読むこともあるかもしれない。だが、本当に台湾が大好きで愛しているなら、その過程を避けるべきではない。私たちが知ることを始めなければ、このまま両者の溝が埋まることはないし、また彼らの心の傷をえぐることになってしまう。知ること、それが本当の意味での和解への一歩ではないだろうか。

現実と向き合い、知り、悔やみ嘆き悲しみ思い悩み、それを通して相手の気持ちを理解すること。これが必要なのではないか。

これは台湾との関わりだけではない。中国、朝鮮半島、東南アジアの国々、在日コリアン、これらすべての人たちとの関わりにとってとても大切なことである。時間はかかるだろう。だが、確実に一歩ずつ心の底からの和解へと歩んでいくことを望む

ただいまNagoya!!

お久しぶりです! 台湾に留学していたげんです!

この1週間全然ブログを更新できずにいました……。

というのも、先週末に名古屋に帰って来たんです!

370日に渡る留学生活がついに終わってしまいました!😭😭

そんなわけで片づけだなんだあって全然ブログを更新できずにいました。今日からはまた頑張って更新していこうかと思います!

 

久しぶりに友達に会いました。みんな元気そうで何より。そうそう、家族に会うのも丸1年ぶり。友達に会うのも家族に会うのも、全然久しぶりな感じがしませんでした。SNSを通してほぼ毎日みんなの楽しそうなところを見ていたからでしょうか。笑

 

逆に日本に帰ってきてからのこの5日間、台湾の友達がものすごく恋しいです。😢

台湾にいた時に住んでいた時、部屋にはキッチンがありませんでした。これ、台湾ではわりと普通です。キッチン付きの部屋って家賃がすごく高いんですよ。ですから留学中はずっと外食してました。笑

だから友達とよくご飯に行ったんですよ。夕方に学校近くで出くわしたら「あ、飯でも行く?」みたいな感じで。そうでなくても、急に台湾人やマカオ人の友達から電話がかかってきて「あんたいま暇? ご飯行かない?」とか「今から交流会があるんだけど、参加しない?」みたいな誘いがたくさんあって、とにかくほぼ毎日仲の良い友達とご飯に行ったり遊びに行ったりしていたんです。

留学前はずっと実家暮らしだったので、そりゃ友達と遊ぶことくらいはありましたが、そんなに頻繁にこういったことはありませんでした。

だから、帰ってきてからすごく寂しいんです。名古屋は名古屋で会える友達や知り合いがいるんですが、やはり留学中とは違ってみんな近くに住んでいるわけではないし、外食も台湾ほど安くないので……。

 

そんなわけでここ数日は思い出に絶賛浸り中です!笑

そこで今日は、ここ数日台湾に思いを馳せている間に「日本にも欲しい」と思ったものをランキングにしてお伝えしたいと思います。

 

てなわけで、〜〜日本にも欲しい台湾のものベスト5〜〜🎉🎉イェイ

 

第5位 誠品書店

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第5位にランクインしたのは、誠品書店 Chéngpǐnshūdiànです! 書店、うん、本屋さん……。

本屋さん、好きなんですよね。一度入ったら2時間でも3時間でもいてしまう。笑

誠品書店は台湾のチェーン店で、日本で言うと三省堂みたいなもんでしょうか。文房具なども売っています。

さてさて、じゃあ、なんで日本にもありそうな本屋がランクインしたのか。それは、ズバリ、中国語の本が売っているからです(当たり前)。当然のことなんですが、台湾の書店で売られている本の大部分は中国語で書かれています。だから、店でパラパラと立ち読みをしているだけでも中国語の勉強になるんですよ。日本人作家が書いた本のタイトルも中国語版だと少し変わっていたりして、見ていて面白いんですよね。

あと、平積みされている本の表紙を見ると社会で起きていることや話題になっていることが大体わかるんです。授業中に先生から社会的な問いを投げかけられた時に、書店で見た本の表紙を思い出して、それに答えることができました。なんというか、本屋さんってどんな本が売られているか眺めるだけで勉強になるんですよね。誠品書店はそのお洒落な雰囲気も好きなんですが、それだけではなく、その台湾社会に関する大まかな情報を伝えてくれる機能も持ち合わせていて、それも好きなポイントです!

写真は、捷運 jiéyùn の 中山站 Zhōngshānzhàn の改札を出て、すぐの中山地下街にあります。中山地下街は雙連站 Shuāngliánzhàn まで繋がっていて、誠品書店もそちらの方まで細長く店舗が伸びています。ホントに細長いです!笑

本好きの方は、台湾に行った際には是非行ってみてください!

 

第4位 交流会

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 第4位は交流会! 台湾で学生をやっていると、よく交流会 jiāoliúhuì に誘われることがあるんですよ。

え、交流会って何かって?

僕が言っている交流会ってのは、基本的には留学生と台湾人との言語交換の交流会のことです。僕はこの交流会を通して中国語の能力を引き上げ、友達も増やしました。特に、仲良くなった子がこういったイベントを企画する仕事をしている人だったので、頻繁にイベントに誘われていました。笑

こういったイベントって参加している人は学生だけじゃないんですよ。日本人側はほとんどが学生なんですが、台湾人側は働いている人が多い印象です。なので、普段学生同士だけで交流しているときには聞くことができないような話も聞くことができます! これも一種の社会勉強になりえます! 中国語の勉強もできて、友達もできて、台湾の社会について社会人から話を聞けて、交流会は利点が多いです!! みなさんも台湾に留学した際はぜひ参加してみてくださいね。

写真は去年の年越しの際に参加したキックビリヤード(足撞球 zúzhuàngqiú)です。ビリヤードの球がサッカーボールになっていて、それを蹴ってプレイします。ルールは基本的にビリヤードと同じ。

日本だとこういうゲームがやれる場所ってありませんよね(もしかしたら東京にはあるのかも? 田舎者にはわかりません笑)? 台北は結構こういう施設があって、友達から一緒に行こうと誘われることも多いです。確かに参加費は安くはないんですが、中国語の練習ができて友達もできて、さらに台湾に関する知識も得れるということを考えると、割のいい自己投資なんじゃないでしょうか?

てなわけで、交流会は4位にランクイン!!

 

第3位 ドリンク店

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 第3位はドリンク店(飲料店 yínliàodiàn)です!

台湾の街にはいたるところにドリンク店があります!僕も留学中はほぼ毎日ドリンク店に行ってドリンクを買って飲んでいました。笑

よく見かけるのは、Coco、 50嵐(Wǔshílán)、 一芳(Yīfāng)、 樂法(Lèfǎ)あたりでしょうか。

値段的にもお手頃で20元から70元ほどで日本にはない様々な味のドリンクを楽しむことができます!

僕のおすすめは上の写真2枚です!

1枚目は、樂法の火龍果雲朵冰沙 huǒlóngguǒ yúnduō bīngshā(ドラゴンフルーツヨーグルトスムージーです。

僕、ドラゴンフルーツが大好きなんですよ。インドネシアに行ったときも、台湾に行った時も毎日のように食べていました! このドラゴンフルーツヨーグルトスムージーは夏限定の商品なのですが、思ったよりさっぱりしていて、暑い夏にはぴったりです!

2枚目は、一芳の水果茶 shuǐguǒchá(フルーツティー)です。

一芳はお茶が美味しいお店です。それが売りになっているようで、僕もいつも緑茶やパッションフルーツ緑茶(百香果綠茶 bǎixiāngguǒ lǜchá)、フルーツティーを頼んでいました。50元ということで平均的なタピオカミルクティーよりは少し高いんですが(普通は35元くらい?)、これがもうめちゃくちゃ美味しいです! 台湾に行った方は是非お試しあれ!

 

 

第2位 夜市

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第2位は、みんな大好き夜市 yèshì!!!

ご存知の通り、台湾には各地域に夜市があり、夜はとても賑やかになります。夜市によってそれぞれ性格があって、売っているものも結構違ったりします。服のお店が多い所があれば、食べ物を売っている店が多い所もあります。

その夜市の中でもおすすめなのが、捷運 jiéyùn の綠線 lǜxiàn 松山站 Sōngshānzhàn 近くにある饒河夜市 Ráohé Yèshì です!この夜市は食べ物がめちゃくちゃ美味しいです! 個人的には、台北の夜市の中で食べ物が一番美味しい夜市だと思います!

この夜市でのおすすめは、香腸 xiāngchǎng、胡椒餅 hújiāobǐng、マンゴーかき氷です。特に胡椒餅は毎日行列ができるほどの人気です。一つ50元で、カリカリの皮の中に熱々ジューシーで胡椒辛いお肉が詰まっています! みなさんも是非味わってみてください!  

 

 

第1位 友達!!!

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そして、堂々の第1位は、ズバリ、台湾にいる友達です!

もう、日本に帰ってきてから寂しいのなんの……。まだ帰国して1週間も経っていないんですが、台湾の友達のことを思い出すととても懐かしくなってしまいます。

記事の冒頭にも書きましたが、ほぼ毎日友達とご飯に行ったり遊んだりしていたので、たった1年ではあったものの、友達ととても濃い時間を過ごすことができました。楽しい時間を分かち合い、悩み事があればお互い夜中まで相談しあったり……本当に思い出がたくさんです。

台湾でできた友達は、台湾人に限らず、マカオ人、中国人、香港人にマレーシア人、インドネシア人、ベトナム人、タイ人、フィリピン人などなど、本当に世界各国の人と友達になることができました。これは台湾留学に限ったことではないですが、留学に行くと本当にたくさんの、そして色々な個性を持った友達ができると思います。これも留学の利点のひとつです!

 

 

 以上、台湾留学を終えてから感じた「日本にも欲しいもの」ベスト5でした!

 

さて、そろそろ思い出に浸るのもほどほどにして日本での生活に気持ちを切り替えなければなりません……。

それではみなさん、また次回!