げんが台湾に来たわけ
みなさんこんにちは! 台湾留学中のげんです!
今日は僕がどうして台湾に留学しているか、ということについてお話したいと思います。
僕の専門はインドネシア語と中国語なのですが、その2つの言語を学んでいてどうして台湾で留学をすることにしたのか、ということです。
大きく分けて2つ理由があるんです。それは……、
の3つです!!
んん? インドネシア人??? と思われた方もいるかもしれません。順を追って説明していきましょう!
まず1点目。中国語を勉強したかったから。これは台湾に留学している人たちみんなに共通する動機だと思います。「え、台湾って台湾語じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。たしかに、台湾では台湾語(閩南語 ビンナンご)という言語は話されてはいるのですが、学校やテレビなどではいわゆる中国語という言語が話されています。*1台湾語は市場などでよく話されているイメージです。若者よりもお年よりのほうが台湾語を使うようなイメージです。この台湾の言語事情については改めてブログに書こうかと思っています。
さて、日本では中国語留学の目的地としては人気の台湾。その理由は何でしょう?
簡単に思いつきますね、治安の良さと日本からの近さ。治安の良さは日本とほとんど変わりません。僕ももうすぐ台湾に来て1年経ちますが、物を盗まれたり強盗にあったことは一度もありません。テレビのニュースなんかでもあまり強盗事件などは目にしません(痴情のもつれで殺人、とか交通事故とかはよく流れてますが……)。僕の友達がスマホを落としたときも、警察署に届けられていて、そのまま手元に戻ってきました。治安の面で問題ない、というのは本当のことです。
日本から近いから選ぶ、という人も少なからずいます。数ヶ月に一回日本に帰っていた友達もいます。飛行機で3時間前後ですからね、本当に近いです。まあ、でも、個人的には、中国に留学しても近さはそんなに変わらないんじゃないでしょうかね、と思いますが。笑
僕は1年間一度も帰国しませんでした。せっかく1年留学してて、留学が終わったらずっと日本にいられるのに、日本に帰っちゃうのはもったいないなあ、なんて思ってしまって。そのかわりといってはなんですが、学期末の休みにはインドネシアへ行って留学中の大学の友達に会いに行ったり、シンガポールに旅行に行ったりしました。台湾からだと東南アジア行きのLCCの航空券がものすごく安いんです!香港やマカオなんかも近い分すごく安いです(行きたかったけど時間とお金がなかった~泣)。
まあでも、実は、僕にとっては治安のよさも日本からの近さも、台湾留学を決めた決定的な要因ではなかったんですよね。では、どうして台湾に来ることを決めたのかといえば、それが2つ目の理由、インドネシア人がたくさんいるからです。
へ……? なに言ってんの、お前?
と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。そうですね、僕も台湾に来たことがなかったときにはそんなこと想像もしませんでした。まさか、台湾にインドネシア人がたくさんいるだなんて。大学1年のころ、初めて台湾に来て、台北駅に着いたときに思ったんです。やけにインドネシア人が多いなって。
台北駅のホール。ほら、多いでしょう? これ全部インドネシア人なんです!
後から知ったのですが、台湾には20万を超える東南アジア人労働者がいるんですね。その中でもインドネシア人は多くて、介護・看護方面で活躍しています。台湾に来たら公園などで車椅子を押すインドネシア人を目にするかと思います。朝家を出てまずすれ違うのがインドネシア人、ということもよくあります。それくらい多いんですね。
それで、旅行で台湾に来たときに思ったんですよ。台湾に来たら、毎日インドネシア語が話せるぞ!って。来てみて、実際そうでした。本当に毎日インドネシア語を話すことができたんです。
旅行から帰ったあと、台湾にいるインドネシア人労働者についてもいろいろ調べ、そのことについても研究したいと思うようになりました。さて、もうこうなると台湾に行くしかなくなってきたぞ、ってなわけです。
さあ、そして3つ目の理由は奨学金があったから! 僕はこの留学期間中、「中華民国政府教育部華語文奨学金」という奨学金をもらっていました。日本でいう文部科学省にあたる教育部から出る奨学金ですので、いわゆる国費奨学金というやつです。
なんと、月に25,000元(≒9万円)もらえます!
これはかなり助かりました。学費がタダになったりはしないのですが、この奨学金だけで家賃と生活費はまかなうことができました。本当にこの奨学金がなかったら台湾留学はできていませんでしたよ……。ありがたや!
もちろん、ただでもらえるってわけではありません! 一応、選考があります。といっても書類選考のみなのですが。いや、でも書類選考のみだからこそ難しいともいえるかもしれません。奨学金の定員は毎年だいたい日本全国から12人。決して多いとは言えません。
ただ、不安に思わないでください。出す価値はあります。僕と同期の人は13人目として採用されていました。年によって定員が多少変わることもあるようです。出さないことには採用されることもありませんから、気になる方は一度挑戦してみるのもアリなんじゃないでしょうか?
この奨学金についてはまた別で詳しく記事を書こうと思います。お楽しみに!
と、まあ、こういった理由で僕は台湾にやって来たんです。少々特殊な理由だったかもしれませんね……。笑
でも、せっかく留学に行くのならちゃんと目的や理由があった方がいいと思います。留学を考えていらっしゃる方は、まず自分のやりたいことや目標をハッキリさせてみるのがその第一歩となるのではないでしょうか?
それでは、また! 再見👋